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2018年8月13日 (月)

年々変わってゆくフィールド状況。。

思い起こせば自分が霞ヶ浦水系に釣りに行き始めたのは、お店を始めるもっと前の約25年以上前になるでしょうか。。。

その頃はまさにバス釣りブーム真っ只中で、霞ヶ浦水系でも爆発的にバスが増えていた頃で、それはそれはイージーにバスが釣れた事を思い出します。朝イチから釣りに来る人も少なく(→ゆっくり来ても釣れるから)、オカッパリでも十分に結果が出せたので、わざわざ浮かぶ必要もありませんでした。。当時、市場勤めだった自分は朝イチから釣りをするのが苦じゃなかったので、日の出とともに釣りを開始し他の釣り人が来はじめる朝の7~8時位まで釣りをして、サクッと結果を出して昼前には家に帰ってましたからね~。。それでも、少なくとも二桁、多い日は20匹を越えるバスをキャッチする事が出来ましたから。。。

その頃の霞ヶ浦はもちろんバスの個体も多かったのですが、フィールド状況も今と比べると全然良かったです。とにかく葦が多かった。。だから車で移動しつつ、ちょっとした葦の塊があったらサッとタックルを用意しキャストをするというスタイルが全く苦じゃなかったんです。。むしろその方が効率的に広範囲の活性の高いバスをキャッチする事が出来たんです。。

しかしある時から霞本湖の水位調整が始まりました。。治水じゃなくて利水です。要するに霞の水を売るための調査的な水位調整が行われ、コレを機に一気に小規模の葦原は消滅していった事を思い出します。。ほんとアッと言う間でしたから。。。たった5センチ~10センチでも春先の葦の新芽が伸びる時の水位が高いと、葦は水の上まで育つことなく死滅して行ってしまうのです。。そんな事、専門家だったら容易に想像がつくだろうに、なぜ?!

葦が無くなってしまうのは一瞬ですが、失ってしまった葦は容易には元通りにはなりません。。でもって、こんどは葦を守るとか言い始めてスーパー護岸なんかを作って保護する策も講じるようにはなりましたが、時すでに遅し…。

今日はコチラ↓ツイッターを通してこんな記事を目にしました。。

2018813hitori

ココ麻生のアサザは確かに一昨年までは綺麗に花をつけてましたが、去年になると一気にその数を減らし、、確かに今年になって全く見かけなくなってしまいました。。自分が一番足を運ぶ行方~麻生エリアですから、その変遷は逐一目にしてきたつもりです。しかもそれが、霞ヶ浦最後のアサザ群落だったとは。。残念でなりません。。。

まあ、誰に責任があるのか?難しい話ですが、愚かな判断だったことは言うまでもないでしょう。。

やれバスが増えすぎた、ペヘレイが増えた、アカヒレタビラが居なくなった、鯉ヘルペスだ、こんどはキャットが増えすぎた、、なんとも忙しいフィールド状況の変化は全てヒトが関連してるのはご存知の通りで、他人事ではないんですけど、どうにかならないものか。。

やっぱり、この世で一番有害な生物は自分を含むヒトなんですよね~。。。

なんでしょう、、いい締めの言葉が見つかりませんが、しっかりとこの事実を受け止めつつフィールドに立ちたいと思います。。

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