必読!循環流の恐ろしさ。。。
その後、マグナム長尾さんがどういった状況で事故に遭ったのか?を確認する事が出来ました。。
どういった事が起こって事故になったのか、簡単に説明させて頂くとともに改めて注意しなきゃいけない点を解説させて頂きます。
既にご存知のヒトも居るかと思いますが、事故が起こったのは大須賀川と言う利根川の支流です。ココは川幅も狭く風が吹いた時などには影響を受けずらく比較的穏やかな小規模河川なんです。。ただ、利根川から約1キロほど上流へ進むと直ぐに水門がありまして、そこまでの区間を釣りする感じになります。そして、問題だったのが事故当日水門からのオーバーフローの量が多く、不用意に近づきすぎた際にボートごと引き込まれてしまい転覆してしまったとの事。。そして最も恐ろしいのが堰下の循環流に巻き込まれてしまい、結果的に直ぐには脱出できなかったようです。。
人工的な構造物による落差には極めて危険なリサーキュレーション(循環流)が発生し、自然発生するものと違って構造物が均一だから故にその循環流も均一で、脱出する事は容易ではありません。水中で洗濯機に揉まれ続けるような状況と言っていいでしょう。。コレは仮にライジャケを装着していても同じです。。
コチラ↓そんなリサーキュレーション(→カヤック用語ではハドローリックとも言います)のメカニズムを解説したものです。。
一見する限り落差もそれほどなく、また流れが弱そうであっても油断してはいけません。巻き込まれたら抜け出せません。。水の力を侮ってはいけません。。。反転流に捕捉されたら最後、泳力があろうがなかろうが、後は運任せと言っていいのではないでしょうか。。
あの大きなバスボートでさえ転覆させ巻き込む力があると言う事。。皆さんも肝に銘じて今後の釣りの際には十分に気をつけてください。。。
ちなみにコチラ↓公益財団法人河川財団が用意してる「水辺の安全ハンドブック」です。。この機会に是非一読しておいて頂きたいので、リンク張っておきました。。(PDF)
これから夏に向けては家族で水辺に行く事も多いでしょう。
フィールドでは、ヒトは臆病なくらいでちょうどいいと思います。。
危険だと思ったら潔く諦める事。。。
お忘れないように。。
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